平成27年10月23日、消費者安全調査委員会は、「毛染めによる皮膚障害」に関する事故等原因調査報告書を公表しました。
現在白髪染めやおしゃれ染めなどの毛染めは、髪を好みの色に染めたり、白髪を染めたりしておしゃれを楽しむアイテムとして、年代や性別を問わず美容院やご家庭で広く行われています。その一方で、消費者庁の事故情報データバンクには、毛染めによる皮膚障害の事例が毎年登録されています。ヘアカラーによる皮膚トラブルはアレルギー反応と言われ、最初はヘアカラー後に軽い症状が現れますが、そのままヘアカラーを継続すると重症化するというものです。アレルギーですから、何も症状が現れない方もいらっしゃいますし、以前は何ともなかったのに、ある日突然症状が現れる方もいらっしゃいますので、その都度気を付ける必要があります。
特にご自宅でカラーリングをされる方の中には、その手軽さから2週間に1度というハイペースで染められる方もいらっしゃるようで、ご自身でのカラーリングは頻度が高くなりやすかったり、適切な時間設定がされなかったり、頭皮の状態が見えにくい分、頭皮の変化や異常にも気づきにくくなりがちで、アレルギー症状が重症化するケースが増えています。もちろん美容室のカラーは絶対アレルギーが起こらないというわけではありませんが、美容師が頭皮の状態を見ながら染めていくため、わずかな変化にも早く気づき対策を講じることで、重症化を防ぐことができます。
当店は事前にカラーリングに対する刺激の有無を確認させていただいたり、アレルギーの方も使用できる白髪染めのご案内もさせていただいております。
もしも少しでもアレルギー症状を感じたら、専門医を受診されることをお勧めします。何か気になることがございましたら、いつでもご相談ください。
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